2016年2月29日月曜日

著作権の勉強会

先日、お友達イラストレーターの著作権勉強会に誘っていただきました。
弁理士の先生から著作権の概要を説明していただくという、とてもわかりやすい講義でした。

正直ぼんやりとしか理解していなかったところもあり、改めて教わり目から鱗でした。
著作権というのは、個人に与えられた「権利」なので、感覚としては土地の権利なんかと近いのかな。

これは自分なりの解釈ですが、自分の権限において自分の創作物の処遇は制作を行った権利者に委ねられる、的な。
自分の土地に誰を入れるかは権利者が決めてよいことで、創作物も権利者である自分がどうして良いか決められる。
土地にマンションを建てて他人に貸すのも、子供が自由に出入りして遊べるスペースなんかを作るのも、権利者の判断。
創作物をギャランティと引き換えに取引するのも、コピーして人に配るのも、権利者の判断。
だから作品の処遇について他人がとやかく言う権利は無い、という感じですね。
これは人の土地に上がり込んで勝手に「土地をよこせ」と騒がれているのに近いのかも。


ただ、土地と違うのは人権の一部のようでもあるところ。
人権は計り売りできませんから、我々によくある「著作権譲渡」というのは法律上成立しないようです。
正しくは「著作者の権限において(契約などで定めた)使用を他者に許可(認可)する」だそうです。
もしかすると著作権譲渡を迫ってくる人はあまりよくわかっていないのかもしれないですね。。。
というわけで譲渡に応じなくとも良いようです。

ただし法律は時代と共に変わるので、この先の変遷も目を向けておく必要がありそうです。
他にも色々お話を聞いたので、先に語ったことが全てのケースで当てはまるのではないことも注意!

ちなみにぼくが所属している「イラストレーターズ通信」では著作権対応の顧問弁護士さんのバックアップが受けられます。
お悩みの作家さんはご入会を検討してみては〜。

2016年2月26日金曜日

お仕事見本の紹介『ナーシング・キャンバス'15年12月号/㈱学研メディカル秀潤社』


やっと昨年分のご紹介が終わります。。。
ずっと連載を頂いているナーシング・キャンバスです。
今回は自分自身の心身の管理についてです。


多くの職場で機械化、デジタル化が進んで、人間の仕事は楽になると昔は言われてましたが、逆に労働時間が増えていると言われていますね。
ヒューマンエラーの多くはこれが原因です。やる気も起きずダラダラし始めたら疲労のサイン。
疲れを感じたらすぐ寝る!イライラし始めたら遊びに行く!
皆さんもお気をつけあれ〜。

2016年2月25日木曜日

お仕事見本の紹介『るるぶ鎌倉'16〜'17/㈱JTBパブリッシング』

久々にイラストマップのご依頼を頂きました。

数年前に担当させていただいたるるぶ掲載イラストマップのリメイクでした。
以前取材で歩いた時の資料や、当時のことを思い出して懐かしく感じつつ制作しました。


前のときよりキレイに描けたような気がします。
丁寧にデザインしていただけて嬉しいです☆


ご依頼ありがとうございました!

2016年2月23日火曜日

お仕事見本の紹介『こうして宇宙銀行から「幸せなお金』がやってくる/㈱大和出版』


書籍カットのご依頼で、本文イラストを担当致しました。
スピリチュアルな本ですが、いわゆる「引き寄せの法則」を応用した思考訓練です。

ぼくも「ネガティブな楽天家」「しっかり者に見えるただの心配性」とか人に言っておりますので、落ち込み気味の時は試してみようと思います。
お金欲しいし(切実)。

最近はこういうネガティブな感じを描くのが楽しくなってきてます。

お金は執着するでも、淡白になるでもなく、誠実に付き合っていきたいですね。
自分が得るお金だけでなく、人に渡すお金のことも。


ご依頼ありがとうございました!

2016年2月22日月曜日

お仕事見本の紹介『旅するパティシエ・旅する本屋/旅とロック』

先日このブログで紹介しましたカンボジアの本の『旅とロック』編集長・鈴木英嗣さんが奥様と立ち上げた企画「旅するパティシエ・旅する本屋」のアイコンイラストを担当させていただきました。

奥様のあやさんはパティシエとして活躍されており、この企画で世界中の郷土菓子を探求する旅にご夫婦で出発されました。
その様子を編集長・鈴木さんが編集し、今は現地から取材の様子をブログなどで発信しています。

鈴木さん曰く「旅=遊び、羽目を外す、自分探し、自由人」というどちらかと言えば低俗に見られがちなイメージを払拭して「旅=キャリアアップ」として世に定着させたいという熱いハートと行動力の持ち主です。
そんなお二人の活躍のお手伝いとして似顔絵アイコンを担当致しました。

「旅するパティシエ・旅する本屋」の旅行記ブログではぼくのイラストがアイコンになっていますが、"キッチハイク・マガジン"でも連載中です!


ご依頼ありがとうございました!

2016年2月9日火曜日

お仕事見本の紹介『Kiite!「きいて」'16年1・2月号/㈱産經新聞社』

全国の郵便局で販売している情報誌「Kiite!」の付録ハガキ用イラストを担当致しました。

※記事内の表紙画像には肖像権・著作権などによる表示期限があります。表示されない場合は期限が過ぎております。ご了承下さい。

毎号、ばばちえさんの新作切手を紹介するコーナーの付録で、今回は春の星座コレクションでした。
編集さんから、自由にやっていい、と言われ、そう言われると余計なことを色々考えてしまう意志の弱い。。。


読者の多くが40〜50代の女性が中心ということ、紹介切手が星空なことで、「2月だからってバレンタイン☆キラキラ☆はおかしいだろう」と思い、この世代の人たちがハガキを送るとしたらどんな時だろうと考えて「遠くにいる大切な人へ春を待ち、伝えるハガキ」というテーマに設定しました。

仕事や学業で離れて暮らす家族だったり、遠くに行ってしまった友人など、年齢を重ねるほど個人の事情がどんどん多くなって身動きが取れなくなってしまいます。
今はネットなどでタイムラグ無くコミュニケーションが取れますが、あえて郵便ハガキに託してお互いが今いる距離を実感するときっと会いたくなるんじゃないかな、と。
『切手の星座が夜空に見える頃に会いましょう』なんていうのもロマンチック。


冬に会う約束のハガキを送って、会ったあとに春のハガキでお礼を出す。なんて使い方も良いかもしれない。

表面ではツバメがポストにやってきました。冬はマフラー巻いてます。

全国の郵便局で発売中です。誰かからこのハガキが届いたら、お返しに同じハガキを送ってみてはいかがでしょうか。




【余談】 今回初めて知りましたが、郵便ポストと郵便マークは日本郵便に著作権があって、描いたり撮ったりするには本来許可が必要だとのこと。
このイラストの為に編集さんには手続を取っていただきました(お手数おかけしました)。
さらに、郵便マークには正確な寸法で正しく表記しなければならない、などなど決まりがありました。
話が逸れますが、医療を表すために赤十字のマークを描くのも赤十字社が著作権を持っているので勝手に描いてはいけないものです(これも医療系書籍のお仕事で注意されました)。
絵描きさんはご注意を〜


2016年2月8日月曜日

お仕事見本の紹介『チーム柿崎の外来眼形成手術/㈱メディカ出版』


メディカ出版様よりご依頼で、医療関係の実用書の表紙イラストを担当致しました。
眼科医の先生の手術の手引書で、眼瞼手術の第一人者・柿崎裕彦先生の著書です。
一般の方が読むものではないので、中は見るのにそこそこ勇気のいる写真がズラリです(ここに載せた表紙の写真は一部モザイクしてます)。。。

ご依頼ありがとうございました!

2016年2月3日水曜日

お仕事見本の紹介『両棲集落 カンボジア・カンポンブロック村/発行:旅とロック』


お世話になっている取引先の編集さんが、独立して旅をテーマにした事業を立ち上げました。
彼は今ご夫婦で世界一周の旅に出たのですが、その前にかつてのご縁でお仕事のご依頼をいただきました。

この本の著者である横山大樹さんが、大学時代に研究していたカンボジアのとある村の生活様式についての本を出したいとのお話でした。
この集落“カンポンブロック村”はトンレサップ湖という干満差の大きい湖の近くに位置しており、雨期の満水時には家の二階くらいまで水がたまって、村ごと水没してしまうのです。
しかしこの村の人々は移住せずに、家の高さをあらかじめ高くして満水時には二階部分で水上生活をする、という不思議な生活を古代から変わらず続けているそうです。
この村の「自然との共存の仕方」と「生活のための建築」に魅かれた著者・横山さんの思いを受けて、この村の仕組みをイラストで伝えるお手伝いをさせていただきました。
またこの本には写真家(現・カワラマン)・山田脩二さんが個人的に訪れたカンポンブロック村の写真作品も掲載されています。


この本の編集を請け負った『旅とロック』の鈴木英嗣さんから助力の依頼を受けました。
この村の実態が全景写真ではわかりにくいのでイラストにしてほしいとのことでした。
「こんな様子を伝えたい」「だったらこうした方がわかりやすいんじゃないか」とアイデアをお互いに出しながら作るのはとてもやりがいを感じました。

出版社に勤務されていた時から、ぼくのイラストを特に気に入って下さっていて、退職される際に「また一緒に仕事しましょう」と仰ってくれたことを本当に叶えてくれたことがとても嬉しかったです。今回は昔描いていた版画調イラストのオーダーで、やり方を思い出しながらその頃のことを思い出し、ちょっと気恥ずかしい感じでした。
でもあの頃よりキレイに描けたかな。

近年続く災害の多くは人工的な自然開発の想定を上回る形で被害が拡大するケースが多いことはニュースでも取り上げられていました。
鈴木さんのご実家もそういった災害の影響を受け、地元の支援を続ける中で自然との共存を考える中、著者の横山さんからこの村の話を聞き出版にあたったそうです。
横山さんの語るカンポンブロックの人々や暮らしの魅力、鈴木さんが旅にかけた人生など、二人の熱い男の思いに首をもたげていた闘志が起き上がってきたようでした。



Amazonほか、旅行系書店に手取り扱っているそうです。