2014年7月16日水曜日

お仕事見本の紹介『深堀真由美の読むヨガ・誰でもラクに生きられる58のヒント/㈱主婦の友社・㈱主婦の友インフォス情報社』


ヨガの人気講師・深堀真由美先生の著書です。表紙用イラスト他、中面のカットも全て担当させていただきました。

製作中は本のイメージもはっきり決まっておらず、追加で表紙のイラストのご依頼を頂きました。
「自由に描いてみて」とのことだったので、少し前にツーリングで見かけたスズランがなんとなく似合いそうだったので、試しに花言葉を調べたところ「幸福」と。 「ラクに生きられる=幸福」で繋がる!と思い、早速ラフを提出したところ、深堀先生の大好きな花がなんとスズランだったそうです。
こういう運命的なフィーリングがあったので、思い入れの強い一冊となりました。

実際に部屋でこういうポーズを自分で取りながら制作していたのですが、制作中は机に向かっていても体の調子が良かったです。チャクラの力はわかりませんが、ストレッチとして確かに効果あります。寝る前にやると寝起きがすごくラクチンです。

深堀先生にもイラストを気に入っていただけたと編集さんから伺っております。ヨガのポーズ集としてではなく、ヨガを通じた心身のリラックス方法や先生自身の自伝的な一冊でもありますので、ファンの方や新しい読者の方にもぜひ手に取っていただきたいです。

2014年7月15日火曜日

お仕事見本の紹介『ナーシング・キャンバス7月号/㈱学研メディカル秀潤社』


イラストカットのお仕事です。
看護学生向けの情報誌『ナーシング・キャンバス』の連載コーナー「看護過程の解体新書」です。


現場の問題点をどう捉えて、どのように策を取るか、ということにスポットが当てられています。
「ああだからこう」という固定観念に囚われず、当事者や周辺に視野を広げて確証を得る、と、どの職業にも応用が利きそうな内容ですね。
ぼくも割と固定観念の術中にハマりやすいので気をつけたいところです。

2014年7月13日日曜日

藤子不二雄ミュージアムと私的ジャイアニズム論

わが心の師匠、藤子・F・不二雄先生の記念館「藤子不二雄ミュージアム」へ行って参りました。

なぜ“心の師匠”かと言うと、早い話がお会いしたことは無いからです。
先生(と呼ばせていただきます)をなぜ師と仰ぐようになったという経緯ですが、ぼくは中学・高校と友人に恵まれず、専ら一人で過ごす貧しい青春を送っておりました。
モラトリアム少年だったぼくに将来に希望を持たせてくれたのが高校1〜2年の時に読んだ『ドラえもん』でした。それから他の作品も読み漁り、自分も先生のような漫画家になりたいと夢見て専門学校に入学して、どういうわけかイラストレーターになってしまいました。

そんな我が師匠もぼくが高校卒業間近な頃に急逝。遠目でも良いからお姿を拝見したかった。
しかし、ちょっと変わった形で先生のお姿と向き合いました。
展示品の生原稿の横のモニターで、執筆後の先生が作品について語っているビデオを観ながら感極まって、一人泣いておりました(恥)。



ミュージアムの食堂ではジャイアンの誕生月にちなみ“ジャイアンシチュー”を出していました。これが何かはお話知っている人ならご存知。

「おれのものはおれのもの、お前のものもおれのもの」という言葉に代表される「ジャイアニズム」なんて言葉がありますね。
しかしぼくはここでジャイアンの立場を擁護したい。世間で言われているジャイアニズムに一石を投じたい。
以下「私的ジャイアニズム論」です。(無駄に長いです)



ジャイアンこと剛田武という男は、いつもは粗暴で自分勝手で相手の都合などお構い無しで迷惑な存在、でもときどき(主に映画)で良いヤツになる。
なぜこんな行動になるのか?

それはいつも力を持て余しているせいだと思うんです。
基本的に情に厚く義理堅い。誰より妹には甘く、好意に対しては涙を流し“心の友よ”と抱きしめる。自分がいじめても自分以外のやつがいじめているのは見逃さず、よその街のガキ大将に挑んでいきます。
彼には彼なりの正義感があるんです。
しかし“天下無敵の男”を自称する割に、彼は小学生故に行動できるフィールドが狭い。
本当はもっと強いやつと張り合って、常に勝ち続けたいと思っているけど、そこは彼も普通の小学生。向かう矛先のない正義感と、有り余る力の捌け口を自分の小さな世界に振りまくしかない日常。

そこで映画版。
ドラえもんの力で、彼は狭いフィールドを飛び出し、思う存分力と正義をぶつけられる“悪人”と向き合います。
その相手が犯罪者だろうが、宇宙の侵略者だろうが、彼はいつだってひるむことなく立ち向かう道を選びます。
この瞬間彼は町内のいじめっ子から、世界を守るヒーローに変貌するんです。
これがジャイアンが求めていた居場所だったからではないでしょうか。

本編でも、ドラえもんの道具でみんなで映画を作るとき、自分がヒーローの話にしろと出来杉くんに食いかかります。
また、親戚に武術を習ったりカンフー映画を観て、早く腕を振るいたくてムリヤリ用心棒を買って出る話もありますから、彼には正義と悪の概念がしっかりと根付いていることが判ります。



夢も力も大きいが故に、周囲に自分に近い人間がいないから彼の心のうちは誰にも理解されないようです。
彼にはもっと広い世界で羽ばたきたいという願望がありながら、環境や状況がそれに応えてくれないという激しいフラストレーションを抱えた少年に見えます。
なんといっても彼は自由を愛する男。欲しいものは欲しいと言い、気に入らないものは気に入らない、面倒なことはごまかしたり人に押し付けてでも好きなことだけしていたい。いつも夢見るのは満員のステージに立つスターの自分。そして強い力に屈服することは許さない。

きっと彼も年齢とともに自分のフィールドが広がっていけば、力の矛先は友人には向かないはずです。未来でも小学生時代からの友情を貫いているのですから間違いないでしょう。


ぼくとジャイアン、誕生日が二日違い。実に双子座らしい男。そんなジャイアンをみんなに愛して欲しいと思います。





どら焼き!

キー坊!

バウワンコ像!

ウサギちゃん!足元にはヒョンヒョロが!

お出迎え!

未来の国からこんにちは!




先生は最後は大長編「ねじ巻き都市冒険記」の執筆中にペンを握ったまま机に突っ伏していたと聞いております。自分も作家として晩年はそうありたいものです。

2014年7月12日土曜日

MUZIKA KIOSK・アルバム「ブリザード」レコ発イベント、ご来場ありがとうございました

散々告知して参りましたが、懇意にさせていただいているバンド“MUZIKA KIOSK”のレコ発イベントに参加して参りました。 こういう舞台に普段立つことのない身分ですから、当日は戦々恐々として迎えたのですが、彩葉永華さんの可愛らしい歌を皮切りに、ライブはとても盛り上がって大成功だったと思います。
当日販売したCDも9割がたお買い上げいただけました。

自分としてはなかなかチャンスの無い仕事だっただけに、普段使わない脳をフル回転させて挑みました。

どんな仕事でもこういうつもりでやっているのですが、やっぱり最後はクライアントさんの向こうにいる人たちに満足していただきたいんですよね。それが今回はデザインやイラストについて生で感想を頂けまして、反省も多々ありますが作者冥利に尽きる結果でした。


それと個人的に難題だったトークイベントですが、「前に立てばそれなり喋れる人」という特技があって良かったと思います(笑)。
バンドさんにも休む間もなくトークに混じっていただき、感謝です。




イベント限定販売コーナー。


バンドさんにプレゼントしようと思い、専用タペストリーを制作しました。我ながら良いな、と思いました(自画自賛)。
それとアルバム関連グッズとぼくの作品ポストカードも置かせていただきました。
最近は個人作品の販売というものをしていなかったので、そういう意味ではレアなイベントになりました。 思いのほか好評でしたので、今後「作品自体を手に取っていただく」ということにも意識を向けていこうかなと考えました。

アルバム関連グッズは今回限りの販売とする予定でしたが、バンドさんのご意向でこれからも扱っていただけそうなお話が進行中です。9月にまたライブがあるそうなので、その時には皆さんのお手元に届く形になっていると良いなと思っています。

『シャーロックって誰?』展・ご来場ありがとうございました

ちょっと遅くなりましたが、『シャーロックって誰?〜WHO IS SHERLOCK!?』終了致しました。
友人・知人・お仕事関係の方のみならず、ウェブで情報を見つけて来て下さったシャーロキアンの方、中には遠方からいらしたファンの方も、普段のイラスト展示ではなかなかご縁のない方々までたくさん来ていただき、ありがとうございました。
サー・アーサー・コナン・ドイルの偉大さを目の当たりにした展示会でした。

さて作品ですが、ぼくは予告通り、【ダメ人間、シャーロック・ホームズ】にテーマを絞り作成しました。

ぼくは推理小説が大好きで、そればっかり読んでいるのですが、ずっとホームズっていけ好かないやつだなと思って敬遠しておりました。
しかし改めて読んでみると、事件の複雑さよりも彼の“ダメ人間”っぷりが垣間見える瞬間ばかりが脳に焼き付いて離れなくなりました。
彼は事件が始まってしまえばひとたび名探偵ですが、事件が舞い込むまではただ過ぎていく時間を鬱々として過ごしており、また女性に対しては紳士的でありながらも自身の恋愛にまで及ぶと手も足も出なくなるそうです。
夏目漱石の「こころ」で主人公が先生と呼び慕っていた人が、実は深い闇を抱えて苦悩している人だったことを知った時のような、闇の部分での親近感を感じました。暗い人間同士魅かれあうんですね(笑)。


他の出展者の作品たち。

※左上から、加藤聖子さん、コンドウカヨさん、白鳥みちこさん、ミナ・ヌクッタさん、草野文香さん、大場綾さん

きっとBBCドラマ版をテーマにする人が多かろうと思って、ぼくはドラマを観ませんでした。終わってHuluで公開されているのを観ましたが、これは超絶面白いですね。原作を知っていてもいなくても、誰でも楽しめますので、映像作品に飢えている方はぜひご覧あれ。