2013年3月7日木曜日

サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』作品紹介(1)/アガサ・クリスティ

もう3月になっちゃいましたが、今更と言わずおさらいですよ。
個展で展示した作品、まずはアガサ・クリスティです。
”あらすじ”は本の背表紙などに書かれている文から引用、”作品について”は僕自身の感想を展示作品のキャプションに付けました。

『鏡は横にひび割れて(探偵:ミス・ジェーン・マープル)/アガサ・クリスティ』

あらすじ
穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。まもなくアメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきた。彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。


作品について
時代の変化を受け入れ、足の不調を理由に家に籠っていたマープルが、事件に関わっていくことで徐々に元気になっていくところがとても可愛いらしいです。 個人的に、仕事は雑でおしゃべりなお手伝いのチェリー・ベーカーがお気に入りです。クリスティ作品には、若くて愛らしい感じの溌剌とした女性がよく出てきますが、殺人事件という状況でもこういう人物のおかげでコミカルに見せるのも彼女の作品の魅力の一つだと思います。





『そして誰もいなくなった(探偵:????)/アガサ・クリスティ』

あらすじ
互いに見知らぬ、さまざまの職業、年齢、経歴の十人の男女が、「U・N・オーエン」と名乗る謎の男からインディアン島への招待状を受けとった。一行は豪奢な大邸宅へと着いたが、肝心の招待主は姿を見せず、その代わりに見事な食卓が待っていた。不審に思いながらも十人が食卓に着いたとき、どこからともなく古い童謡が響いてきた。続いて十人の客たちの過去の犯罪を一人ずつ告発していく不気味な声が…!


作品について
女王クリスティの最高作と言われるだけあってとても面白かったです。探偵役が存在せず、一人一人の心理描写にスポットが当てられ、死者が出るたびに互いを疑い、醜く脆い心を剥き出しにしていきます。 イラストは、マザーグースの童謡「10人のインディアンの子供」になぞらえて、殺人が行われるたびに一つずつ消えていく、10体のインディアンの子供の人形です。




これらの作品は映画や舞台にもなっているクリスティ自身も気に入っているという名作です。
『鏡は横にひび割れて』は映画版は『クリスタル殺人事件』というタイトルに改題され、詳細も若干変わっています。
実はもう一点、ポアロものも考えていたんですが、今ひとつうまくまとまらなかったのと
クリスティ作品が偏り過ぎると思い、結局やめてしまいました。
DMには登場してたのに。。。



次回はエラリー・クイーンです。

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