2013年12月6日金曜日

グループ展参加のお知らせ『Heart Box 2013』


新宿ゴールデン街のバーでのイベントです。Tommorowさんでは何年か前に企画展で出展させていただきました。小さなお店ですが、とてもオシャレで写真展やイラスト・アートの展示に力を入れているお店です。
今回は通称「箱展」。B5くらいの箱に自由に作品を作って約50人ほどの作品を一面に並べるという企画です。先輩や友達もたくさん参加してるので、埋もれないような作品作りを…ってもうあと10日くらいしか無いのに、まだ手つかずっていういつもの展開。。。



「Heart Box 2013」
■会場/ギャラリーバーTomorrow
ホームページ→こちら
ブログ→こちら ■会期/2013/12/17(火)〜2014/1/18(金)
※年末・年始の休み 12/30(mon)〜1/6(mon)


■オープニング PARTY ・・2013/12/21(sat) 19:00~
■クロージングPARTY・・2014/1/17(fri) 19:00~
■12/28(sat)チャーリーお誕生日会


■参加アーティスト(50音順)
青山 タルト
あべ ゆきこ
池 智大
いけべ けんいち。
石川 あぐり
市川 實
井辻宏次
岩水 亜沙子
いより あきこ
Kai Ryosei
KanaeCp
加藤英一郎
カワツ ナツコ
元女 博司
きりたに かほり
小池 葉月
越濱 久晴
こむろ めぐみ
近藤 圭恵
酒井 賢司
サカタルージ
佐々木悟郎
サトウ コウタ
スズキ ジュンコ
TAIZO
高橋 美幸
竹松 勇二
玉袋 金時
ツージー
月待船
なかがわ みさこ
新倉サチヨ
平山 由委
福田 光男
まつばら あつし
Maiko Yoshidav
Matsu★Bockrin
まゆみん
みやかわ さとこ
村野 寛明
村松 真理子
弓削 一徳
湯本 秀昭
吉井 みい
よしの なぽり
Ryota Okazaki




今回はイラストだけでなく、写真の人も参加しています。
会期は年を越して1月中旬までありますので、忘年会・新年会の帰りにでもふらっと立ち寄ってみて下さい〜。ゴールデン街デビューにもオススメのお店ですよ〜☆

2013年11月18日月曜日

「働く」ことと『エリバ映画祭/11月23日(祝)』

今月1日から参加している神楽坂のビストロ「A point」でのイベント『エリバ映画祭』。
参加者募集を見かけて、「なんかよくわかんないけど、面白そうだし!」と本当に勢いで参加を決めまして。

で、パンフをもらって、作品の搬入は終わって、展示も始まったけど、企画の趣旨が見えてこない。
一応参加者なのに当日までわからないままはイヤだな、と思い、エリバ主催のお二人(池田さんと千葉くららさん)とお話ししてきました。

「エリバ」の主旨を要約すると…
・「働く」ことが手段ではなく目的になっている人が多いのではないか
・目的を見失って「仕事」に意義を持って日々を過ごせていない人の存在
・結果として病気になったり、命を落としてしまう人までいる
・「仕事」とは「企業に属すること」になっていないか
・オートメーション化された商品や娯楽ばかりに囲まれて、人が関わっているということが見えてこない
・「仕事」に使われていられるのは若いうちだけ。年齢と共に自分より若い労働力に取って代わられるのは避けられないから、自分から発信する「シゴト」を見つけていく
・「エリバ」で大手企業が参入できない、小さなニーズを拾うことで形成する経済コミュニティで「シゴト」を発信するきっかけを作ってみたい
・初めは小さくとも、自分に無い能力を得意な人に代行してもらうことで、わらしべ長者的に発展させていくこと
・実践心理学を用いた働き方のアドバイス
・映像を使って考える「職場」のあり方やコミュニケーション
・主催者どちらのものでもなく、互いのものとして、全然関係ない名前を拝借(シゴクリのエリちゃんから)
・「エリバ」は何でも発信できる屋号として存在していきたい

といった感じです。
もっと色んな話を聞いたはずなんだけど、こんな感じだったはず(汗)

ぼくも「仕事」はライフスタイルの一部と思います。
必要とする人がいて、それに応える能力を持った人がいて、その能力と成果を提供する。
受け手は自分で生み出すはずだった手間を省いて時間を得る代わりに対価を支払う。
その対価となる金銭を独占するために集団を作るのではなく、より広く社会に提供できるように「仕事と金銭のバケツリレー」みたいなことが正しい「仕事」なんじゃないかと。
企業に属することで発揮できる能力もあれば、団体の制約から離れたところで発揮する能力もあります。
働き方は人それぞれ、お互いがお互いに幸福である方法を提供しあえることが「win,winの関係」ですよね。
横並びに天才的な器用貧乏を期待して「普通・常識」の名の下に抑圧するルールの中で「いつも健康で笑顔の絶えない社会」なんて辛い。
だから、それぞれ違う生き方をお互いに尊重しあえるのが「良い社会」になれば良いなと思っています。



「働く」ことに疑問を持っている人、「シゴト」を始めるきっかけが欲しい人、「働く」仲間が欲しい人、生き方に迷っている人、その他興味のある人は23日(土・祝/勤労感謝の日)は気軽に参加してみて下さい。
ビストロのおいしいご飯もあるそうですよ〜♪
プログラムはこちら!


個人的に気になっているのは15:00〜17:00「ナリワイ」伊藤洋志さんの座談会。 伊藤さんは最近メディアによく登場して注目していたので、ご本人の話が聞けるのはとっても楽しみです。


とにかく池田さん、元気!
こんなに「元気」という一語がしっくりくる人ってなかなかいない。
でも、こういう企画を立ち上げて実行しちゃうくらいだから、きっと楽しいことばかりじゃなかっただろうなあ。なんて邪推ですが。。。

あと、池田さんのブログで毎日更新されてる「エリちゃんソフビ人形」の現物も見せてもらいました。
すっごい完成度&かわいい。
これはイベント当日に販売されるそうです!



ちょっとめんどくさい書きかたしちゃったけど、きっと楽しいイベントになると思います。
ぼくもスタッフとしてフルタイムで参加しますので、一緒に「働く」ことを楽しみましょう〜☆


【会場はこちら。神楽坂のフレンチレストラン!】
ビストロカフェ ア・ポワン
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂 6-66番地 宝生堂ビル2階
[平日]lunch-11:00-14:00 dinner-18:00-21:00(L.O.) [休・祝日]12:00-21:00(L.O.)
最寄り駅は東京メトロ・東西線「神楽坂」、都営大江戸線「牛込神楽坂」です。

2013年11月12日火曜日

私事ですが、とても頭が固いなと

今日は一段と冷えますね。


下まぶたを入れると途端に表情と人物の個性が出た気がします。

なんで今まで気づかなかったのか…。
柔軟に務めているつもりでも、まだまだ頭でっかち。

まあ、試したことと気付けたことを自己評価して前進しましょう〜☆
頭も心も柔軟でいたい。

2013年11月11日月曜日

炭水化物依存症っていうのがあるらしい

ぼくは一回の食事でご飯二合は軽く平らげるのだけど。。。
これってそういうことなのかな??



山積みのパンケーキなど、夢のようなんだけど( ;´Д`)

2013年11月5日火曜日

『にょっきりスナック番狂せ』終了しました!

10月いっぱい展示させていただいた、四谷のバー「番狂わせ」での企画展、 『にょっきりスナック番狂せ』終了しました。

久々にワークショップ形式ではないグループ展に参加して、純粋に楽しいことと
やりたいこと、そして自分に何が出来るのかがよくわかった展示でした。

そのせいか、ぼくの絵は概ね好評だったようで、いろんな人からお褒めの言葉をたくさんいただきました。
おかげ様で、この先を続けていくことにすごく自信がつきました。

出展したのはこの2点です。




「ちょっと気持ち悪い感じでいこう」と思って描いたのですが、なぜか「可愛い」と言われる。。。
そして魚群の絵から「ドクターフィッシュ」の話題に展開するお約束も生み出して。


実は、試しに某イラストレーション誌の公募に出展してみたのですが、まあ結果は…。
そうそう、うまくはいきませんよね。


でも、これからもっと洗練させていけば受賞の機会にも恵まれるかもしれません。

それだけの希望を得られたことを、誘って下さった企画者兼作家の江戸川ズルさんと番狂わせの公家ママはじめ関係者の皆さん、ありがとうございました!
また、あまりお話しできなかったけど、一緒に出展した作家の皆さんも同じ時間を共有できて嬉しく思います。
最後に。観て下さった皆さま、気に入って下さった方達、本当にありがとうございました!

2013年11月3日日曜日

「エリバ映画祭2013」イラスト展示参加中!

『エリバ映画祭』とは?

赤ちゃんは泣くのが仕事、子どもは、遊ぶのが仕事とよく言うけれど、
この2つに共通することは「自分のためになる」ということ。

じゃあ、あなたにとって仕事って?
もしも仕事で健康を害したり、精神的に参ってしまうようであれば、
自分にあった働き方をつくる必要があるのかも。
仕事をつくるなんて大変そうだけど、“シゴトクリエーター”には、誰だってなれる。
いつもよりのびのびできる「いま」のために、工夫すればいいだけだから。

仕事の仕方、思いは人それぞれ。自分なりの正解はどんな働き方だっていいはず。
働くことに愛着が持てるように、シゴトをクリエイトしてみませんか?

(池田八惠子さんホームページ“シゴトクリエーター”より転載)


“シゴトクリエーター”のイラストレーター・池田八惠子さんと編集・千葉くららさんのユニット「エリバ」企画のイベントで、公募した「仕事がテーマの映像作品」の発表会が『エリバ映画祭』。
11月23日(土・祝)勤労感謝の日に開催。
その開催月のイベントの一環で、「仕事」がテーマのイラストポスターの掲示も行っています。ぼくはそちらに参加中!

★イベント詳細★
【上映&イベント】会期:11月23日(土・祝)予約受付中!
◎ご予約はこちらからどうぞ→エリバ・ホームページ《メールフォーム》

①10:00〜11:00
エリバのシゴト説明会
参加費無料


シゴト・ユニット「エリバ」の活動をご紹介。
池田八惠子と千葉くららが目指すシゴト、エリバ映画祭の魅力など。

対象:
・エリバと一緒にシゴトをつくりたい方
・動画づくりワークショップを導入したい企業・学校関係者の方
・新しい働き方を取り上げたいメディアの方


②15:00〜17:00
シゴクリアワード&座談会
参加費:500円


自分で自分のシゴトをつくった人(=シゴトクリエーター、略してシゴクリ)
にスポットを当てた、シゴクリアワード。

今年は伊藤洋志さんをお迎えし、エリバが制作したドキュメンタリー作品の上映と、
座談会を行います。

伊藤さんが提唱する「ナリワイ」とは?


③18:00〜21:00
シゴトのヒトコマ上映会&交流会
参加費:500円


エリバ映画祭が一般公募したシゴトをテーマにしたドキュメンタリー作品の
プレミア上映とディスカッション。製作者をまじえての交流会も。

いつもと違う角度からシゴトと向き合う新鮮さをおすそわけします。


壁面展示】 会期:11月1日(金)〜30日(土)
(予約不要。ワンオーダーお願いします。貸し切り営業時は入店できません)

・シゴト・イラスト3人展 
イラストレーターが描く、それぞれのシゴト

<参加作家>
奥田鉄 サトウコウタ 照紗

・エリバ映画祭2013スチール展
23日の上映作品を写真でピックアップ


【会場はこちら。神楽坂のフレンチレストラン!】
ビストロカフェ ア・ポワン
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂 6-66番地 宝生堂ビル2階
[平日]lunch-11:00-14:00 dinner-18:00-21:00(L.O.) [休・祝日]12:00-21:00(L.O.)
最寄り駅は東京メトロ・東西線「神楽坂」、都営大江戸線「牛込神楽坂」です。




新しい仕事を始めたい人や、今の働き方に迷いのある人、やりたいことがあるけど見つけ出せない人は、何かきっかけが掴めたり、話し合ったりできるかも。

2013年10月2日水曜日

「企画展『にょっきりスナック番狂せ』」搬入してきました

昨日搬入に行ってきて、DMをいただきました。
初めてお店に行きましたが、
スナックっていうからこの曲のようなお店かと思ってましたが

実際は雑貨がいろいろ飾ってあって、かわいらしいカフェバー的な感じです。

4日は19時から22時までオープニングパーティーがあります。

けっこう素晴らしい作品が揃いました。ぼくも自画自賛しております(*^_^*)
ときどき顔を出そうと思います。
良かったら来てみて下さい〜。

お店にいる日は後日ブログなどでお知らせします。

2013年9月24日火曜日

グループ展参加のお知らせ「企画展『にょっきりスナック番狂せ』」

【主催告知より転用】
企画展『にょっきりスナック番狂せ』
みんな大好きにょっきり脚。
「脚」をテーマにした作品の展示です。
脚・脚・脚を眺めながらお酒をチビチビ。
そんな10月のスナック番狂せです。

【展示期間】
10/1(火)〜31(木)19:00〜24:00※土日定休

【オープニングパーティ】
10/4(金)19時~22時
※2000円フリーフード+1ドリンク/追加ドリンク500円

【場所】
四谷荒木町アートスナック「番狂せ」
166-0007 東京都新宿区荒木町3番地ソシアルアラキビル1階
http://bankuruwase.net/
(四谷三丁目駅から徒歩3分ほどの、荒木町車力門通り入り口近くのお店です。)
※飲食店での展示ですのでワンオーダーお願いいたします。

【展示作家】
江戸川ずるこ
OKAME
小沢信一
元女博司
キャリー・エンパイア
サトウコウタ
シギハラサトシ
竹松勇二
テラムラリョウ
ナカニシカオリ
新倉サチヨ
ハヤシダシュウイチ
majocco
吉井みい
リタ・ジェイ
(敬称略、50音順)

※10/1(火)と毎週水曜日は江戸川ずるこがカウンターに入っております。




夜のお店での展示です(笑)
興味あるけど、こういうお店行ったこと無い…という方には4日のオープニングパーティが良いでしょう。 人が集まるので混ざっちゃえば大丈夫!

脚フェチのサトウは二つ返事で参加を承諾しました。

ぼくの在廊日は後日こちらでアップします。 ぜひぜひご覧下さいませ。

2013年9月22日日曜日

星座ステッカーなるもの

作ってみた。

とりあえず自分の星座「ふたご座」。
「双子」というアイコンではなく、「占星術的な意味のふたご座」を表現しようと思いました。

ちなみに「ふたご座」は“知性とコミュニケーション”の星座。
重力をものともしない身軽さで好奇心の赴くままに、ここからあそこ、あそこから向こうへと自由に飛び回り、情報と縁を掴む。


他の星座も少しずつ作って、全部揃ったら販売も予定してます。
なんてことを考えながらニヤニヤしてる。。。
問題は、欲しい人いるかどうか。


ちなみにご利益は無いと思います。

2013年9月21日土曜日

持つべきものは「人の縁」

今回はもっともっと個人的な話。



さて、帰郷してた訳ですが、東京に戻るのは「形容詞を描く」展の搬入日の朝。
帰るのは良かったのですが、出発の数日前に緊急の依頼が舞い込み、対応している間に展示作品の制作はほぼ手つかず。。。

苦肉の策で地元でフリーランスのデザイナーをしている友人Hに連絡を取り、職場(兼自宅)を間借りすることに。


で、友人の住む苫小牧市・沼ノ端。
彼の実家の蕎麦屋さんに立ち寄ると、お母さんがカツ丼ご馳走してくれました。
蕎麦屋さんのは出汁が違うよね。

それどころか深夜に差し入れまで持ってきてくれて。。。(ごちそうさまでした!)
一晩間借りして、色々お互いの身の上話もしつつどうにか翌朝制作終了し、大判プリンタまで拝借。
ほんとにホントにありがとうH君とお母さん!



翌日、ぼくの古巣というか虎の穴というか、以前勤めていた印刷会社へ先輩たちに会いに行ってきました。
昔の話や今の話をたくさんして、ちょっと昔の事を思い出しました。
ぼくは20代前半の頃、「グラフィックデザイン」の意味もわからずにグラフィックデザイナーとして就職しました。
全く何にもわかってなくて失敗ばっかりで営業さんに怒られ愛想つかされたこと、情けなくて涙が止まらなくてトイレに籠って過ごしたこと、だけどもっとできるようになりたいって先輩のところに通い詰めてたこと、そしたら他の先輩たちも仕事回すついでに色んなこと教えてくれるようになったこと、営業さんの信頼も取り戻せてきたこと、あれだけ(本人比)の赤字伝票切ったのに上司は見捨てずにいてくれたこと、初めて取材に立ち会った時のこと、初めて会社で表彰された時のこと、そして初めて退職届を書いたこと。。。

ああ、自分はここで何人もの人の大きいことや小さいことに揉まれながらデザイナーとして生きられる力を与えられたのだったな。
でもイラストレーターになりたかったぼくは、それを過去のものとして、捨て去るつもりでやってきてしまった。
結局その延長線上にしか自分の未来は無いのに、全く違う自分になろうとしてもがいていたのがついこの間まで。
ほんとはもっともっと感謝して誇りとして芯に植え付けなければいけなかった。
それがわかってなかったせいで、ずいぶん回り道してしまった。



友人Hと元会社の先輩たち。
この二つの再会があったおかげで、イラストレーターとしても人としても、どこか欠けていたものを取り戻せたような気がしました。
そして、やっぱり自分の原点はこの北海道にあるってことが自分の存在に自信をつけてくれました。
気付かせてくれたのはこの地で生きてきた自分の足跡。繋がってきた人の縁。
それは東京にいても同じこと。

2013年9月20日金曜日

『ピアノ弾き語り アニメソングス スタジオジブリ作品集/㈱ドレミ楽譜出版社』


表紙イラストのお仕事です。前回に続き㈱ドレミ楽譜出版社様より『楽しいバイエル併用 ピアノ・ソロ・アルバム スタジオジブリ作品集』の表紙をご依頼いただきました。ピアノ楽譜の本です。
この表紙ではジブリ作品でよく描かれる「空」を飛び越えて、宇宙にまで行ってしまいましたが、ジブリに宇宙が舞台の作品なんて無いですね。
でもラピュタは最後地球が見下ろせる空域まで登ったし、耳をすませばの雫の作品世界では大小の星が浮いている不思議な空間が出てくることを思い出して、こういう形になりました。
(版権に抵触する恐れがあるので、直接的な描き方はできないという事情もあります)


Amazonでも取り扱っております。興味のある方はぜひ。

数年振りの帰郷

前回のブログでもちらりと触れましたが、「形容詞を描く」の直前の日程で北海道へ帰郷しておりました。

実に5,6年振り!そして初・Jetstar!
親がいわゆる転勤族なため、こないだまで両親は青森におりました。
で、青森には何度か行ったのですが、この度定年を迎えた父が札幌へ帰ったので還暦のお祝いと共に数年振りの帰郷となりました。

お祝いの前に墓参り。
すごい寝癖!誰も言ってくれないし。


夜は我が家らしい母のメニューで小さなパーティ。

元々出張の多い父は、ぼくが中学くらいの頃から単身赴任で家におらず、25の時にぼくが上京してしまったのでますます家族が揃うことが少なくなってしまいました。
両親とぼくと妹と、4人が揃ったのって何年振りかな。
父に一番味わってほしかった家族団欒。楽しんでくれたようでした。

お祝いに送った「田酒」と我が家の生き字引「パンくん」。


関係ないけど、季節的にライダーが多かった。

特にゴールドウィング、ハーレーはたくさん見た。
うらやましすぎ。次はバイクで帰郷したい〜。

2013年9月17日火曜日

グループ展『形容詞を描く・1』ご来場ありがとうございました


先日gallery DAZZLEさんで開催された「形容詞を描く1」が無事終了しました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
連日多くの方にご覧いただいたようです。

展示の始まる数日前に故郷・北海道へ帰郷しておりまして、出発までに作品を完成させることができず、地元の友人宅のPCを借りて作業させてもらいました(汗

時間も無いし、道具も借り物だけ、と限られた環境の中で「背伸びせずにできることだけやろう」と割り切って作ったのが、思いのほか良い効果だったようです。
それがこちら。


これまで、いざ制作、となると「今までと違うこと、誰ともかぶらないこと」と
余計な力の入りすぎた制作方法をとってきていたので、実際の自分の能力と空回りしているところがありました。
仕上りにも心から満足できず、物足りなさを自分ができていないことを
取り入れなくちゃダメだという変な思い込みで足元はふらつきっぱなしでした。

しかし今回は「きちんと歩ける歩幅で確実に仕上げること」を目標にしたことで
力まず、余計なこともせず、今までで一番素直な自分を出せた気がします。

で、やっぱり観てくれる人にも伝わるんですね。
「今回の作品すごく良い」とたくさん褒めてもらいました。
昔からの友人知人で、展示に来てくれた人、
来れなかったけどウェブで作品観てくれた人、
そしていつもお世話になっているマルプの清水さんにも
(今までの中で)高い評価をいただきました。

もちろん反省点もたくさんあるんだけど、あくまでそれは今後の課題であって、欠点ではない。
まだまだ成長できると自信が出てきました。


今回このワークショップを開催して下さったマルプデザインの皆さんとgallery DAZZLEの村松さん、そして仕事場貸してくれた友人H、ありがとうございました!

2013年9月6日金曜日

グループ展出展『形容詞を描く・1』在廊予定

gallery DAZZLEで開催中『形容詞を描く1』の在廊予定日です。
7日は16時30分から19時まで。
8日は終日在廊予定(最終日につき17時で終了です)。
この二日間は作家のトークショーがあります。ぼくは8日14時以降のどこかでトークします!
ギャラリー詳細はこちら→HP


マルプデザインさんが撮って下さいました。
遊びにきてね☆


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
『形容詞を描く・1』
・会期/2013年9月3日(火)〜8日(日)まで
・開廊時間/12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・会場/gallery DAZZLE →HP
〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20 #101

2013年9月2日月曜日

グループ展出展『形容詞を描く・1』明日からいよいよ

マルプデザインさん&gallery DAZZLEさんのワークショップ『形容詞を描く・1』の展示が明日3日から始まります。

前回の日記→グループ展出展『形容詞を描く・1』

ぼくは「絶え間ない」のキーワードから連想して
宇宙→妄想→中二病
というテーマに辿り着きました。

中二病とは(ニコニコ大百科より転載)…

●自分は特別な存在だと思い込む
●急に洋楽を聴きはじめ、その一方で邦楽を否定しだす
●急に詩を書きはじめる
●突然ブラックコーヒーを飲みだす
●急に母親の事をオカン・おふくろなどと呼び出す
●急に母親に冷たくなる
●やたらバンドを組みたがる
●自分はやればできると思ってる
●好きな女の子の家の近くに行くが何もせずに帰る
●大好きな芸能人が自分の事が好きだと妄想する
●メディアやインターネットで仕入れた知識を自分の考えであるかのように語る
●やれば何でもできるかのような万能感を感じるが、実際に行動に移すことは少ない
●様々なものを批判しはじめる一方、ある種カルト的なものを崇拝する
●上記に付随し、見た・聞いた知識を経験として語る。また数字を勝ち負けに結びつける
●愛想がなくなり、孤独を好むようになる(いわゆる“孤高”)
●自分の部屋に親が入ると、プライバシーが何とか云々などと屁理屈を言って怒る




これら全てを経験した訳じゃないけど、こういう行動に至る心理を抱えて十代を過ごしそれを基礎に今の自分があるのですから、「中二病=自分の原点」かな、という感じが描きながらしてきました。
自分のことを描こう、と思い立ちこのような感じに。

この浮いてる男の子は中学時代の自分です。
スポーツしてないのにスポーツ刈り。。。



7日と8日に14時から作家のトークショーがあります。
ぼくは8日に参加する予定ですので、ぜひ展示をご覧になって下さい。
お待ちしております。



::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
『形容詞を描く・1』
・会期/2013年9月3日(火)〜8日(日)まで
・開廊時間/12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・会場/gallery DAZZLE →HP
〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20 #101

2013年8月14日水曜日

『楽しいバイエル併用 ピアノ・ソロ・アルバム スタジオジブリ作品集/㈱ドレミ楽譜出版社』

表紙イラストのお仕事です。
㈱ドレミ楽譜出版社様より『楽しいバイエル併用 ピアノ・ソロ・アルバム スタジオジブリ作品集』の表紙をご依頼いただきました。ピアノ楽譜の本です。映画「風立ちぬ」が公開にあたり映画の曲も収録されています。
風立ちぬのキーワードを色々入れたり出したりしながら最後にイーゼルで決まりました。
いつもはフリーハンドは付けペン(マンガペン)で、製図はドローイングペン(ミリペン)と使い分けていましたが、今回はスケジュール的な側面でドローイングペンのみで仕上げました。
あまりにもスイスイと仕上がっていくので、描いてて気持ちよかったです。


今月末発売だそうですが、Amazonではもう予約を受け付けています。
興味を持たれた方はぜひお手に取ってみて下さい。

2013年8月5日月曜日

グループ展出展『形容詞を描く・1』

イラストレーター,イラスト,マルプデザイン,装丁,イベント
今年1月に個展をさせていただいたマルプデザインさんのワークショップ「形容詞を描く1」に参加してきました。
その集大成としてのグループ展が9月3日(火)〜8日(日)まで開催されます。
今回のワークショップは個人での作業の進め方として、テーマからイメージする言葉、マインドマップの作り方、などの実践でした。
その場で真っ白なハードカバーの製本済みの本が手渡され、これに好きなようにイラストなりデザインなりを仕込んで、9月に参加者40名で展示する、というものです。

ワークショップは10グループに別れて、各グループでテーマを相談して決めます。
ぼくのグループは「絶え間ない」から連想する作品に取りかかります。
このグループでご一緒するのは…
河合美穂さん→HP
キリヤノゾミさん→HP
清水利江子さん→HP
そしてサトウの4名です。
どんな作品に仕上がるんでしょうね。

ワークショップのおかげで、ある程度展開が見えているので、あとは取りかかるだけ。
そう、もうあと1ヶ月後。
重い腰にムチ打って取りかからねばなりませんよ。。。
わかっているのか。




::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
『形容詞を描く・1』
・会期/2013年9月3日(火)〜8日(日)まで
・開廊時間/12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・会場/gallery DAZZLE →HP
〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20 #101

2013年7月17日水曜日

免許の更新

今年は免許の更新でした。
去年は鮫洲までわざわざ行ってきましたが、今年は都庁にあると知り新宿で済ませてきました。
今の免許はICカードなんですね。本籍の情報は公的機関の端末で呼び出す仕組みだそうです。

3年前交付の免許(31歳)


今年交付の免許(34歳)


比較

この頬の張り!童顔に輪をかけて幼いですね〜ww
そして明らかに年を重ねてますね〜w

しかも今年のは写真係のおばさんが急かすもんだから、心の準備ができる前にバシッ「はい終わりました、次の係へ〜」と流れ作業に流されて撮影が終わってしまった。

あ、でも、そういえば3年前の時も有効期限ギリギリで更新を思い出して、駆け込みでセンターに着いてやっぱり流れ作業で撮られてしまったんだった。
たしかバイクで行ったのでメットかぶってたせいで髪型が中学生のよう。。。


講習中に安全教則のビデオを見るのだけど、ビデオも変わってましたね。
テープではなくてHDレコーダー。映像に出てくる人たちも今どきの服装やメイクで「ああ〜時代は流れてるんだな〜」と変な関心を寄せてしまった。
涙もろいぼくはその教則ビデオ内の交通事故被害者遺族のメッセージに涙したのでした。。。

今年交付のはまた水色(一般)だった。
理由はたった一度の駐車違反。
次回こそゴールド(優良)になるよう無事故無違反で過ごそう。
しかし5年は長いぞ(汗!


こんな些細なことでしたが先月17日に34歳になったことを噛み締めたのでした。
今更ですが、お誕生日メッセージくれた皆さん、ありがとうございました。

お芝居2連観劇

今までの人生でお芝居を見に行くという習慣はほとんど無かったのですが、
縁あって役者さんと知り合い、見に行くことにしました。
しかも一日置いて2本も!


一本目に観たのはこちら。

青春事情『NO GOAL』
加賀美秀明さん所属の劇団です。
題材は「ホームレス・ワールドカップ」。
そんなイベントがあるなんて知りませんでしたが、もう10年くらい世界中の社会復帰を目指すホームレス状態の人たちが
ビッグイシュー基金などの団体を通じて、サッカーワールドカップを開催しているそうです。
英語サイトですがこちら→ http://www.homelessworldcup.org/

サッカーの話なので、試合中はどうするんだろうと思っていましたが、
楽屋裏(つまり控え室)に限定した群像劇でした。
ラストに行くに従って各々の問題を少しずつ紐解いていき、でも完全に解決したわけじゃなくて、
それでも一人一人が生涯にたった一度だけ出場を許された大会に向かって団結していくところは
分かっていても役者さんの迫力に負けて涙腺が緩んでしまいますね。
様々な理由からホームレス状態に陥る人がいる中で、
最近徐々に認知されてきているアスペルガー障害から
ホームレス状態へ陥ってしまう人もいることを思い出しました。
ホームレス問題はそうなりたくてなっているのではなく、
最終的にそうせざるを得ない状況がやってきてしまった人が大半でしょう。
これを当人の問題として善悪二元論では片付けるのはあまりに短絡的ですよね。
【青春事情|オフィシャルウェブサイト】→ http://jijou.jp





その2日後に観たのがこちら。
アマヤドリ『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』

お世話になっているデザイン事務所、マルプデザインの元スタッフ・高倉大輔さんの客演でした。
当時小学4年生だった女の子が当時28歳だった男に約10年監禁された「新潟少女監禁事件」をモデルにした話。
ウィキペディア→ http://ja.wikipedia.org/wiki/新潟少女監禁事件

演劇の内容は、監禁事件の被害者女性が3人住まいのシェアハウスに救助を求めて居座り続けるというもの。
その少女と恋愛関係に陥った一人が、彼女を守るために結果的に監禁状態を作り出してしまい徐々に狂っていく、という結構アブノーマルな話。
前半は笑いも多く、しかし後半には前半で笑えてた状況が全く笑えなくなって、
最後にはとても切ない気持ちになりました。
守るという行為も働き過ぎると内側への暴力に変わっていくのは怖いですね。
また、キャストの皆さんも一人一人がハマり役でした。
【アマヤドリ/studio空洞|オフィシャルウェブサイト】→ http://amayadori.sub.jp/
去年から劇団・アマヤドリのレパートリーとして公演されているそうなので、
ぜひ一度観てみてほしいと思います。ぼくももう一度観たい!




一日目は「貧困問題」、二日目が「性犯罪」とテーマだけみると
とても重苦しい題材だけど、しっかり心に残る2作でした。
2時間弱の舞台に観客を引っ張り続けるパワーに引き込まれて
なんだかやる気が出てきました(←無かったんかい)。
今までは年に1度くらいしか観なかったけど、もうちょっと足を運んでみても良いかな、
と思いました。
…また趣味が増えるのか〜(汗)。

2013年7月16日火曜日

『イラストカット・からだにいいこと'13年9月号/㈱祥伝社』

『からだにいいこと'13年9月号』からだにいいこと,イラスト
イラストカットのお仕事を担当しました。
“金運が上がる!厄払い!陰陽法師の「五行護符カード」”という特集ページです。



初めてマンガを描きました(といっても四コマですが)。
そういえば漫画家になりたくてイラストの世界に飛び込んだのでした。
ページには陰陽師の方が描いた護符が付いています。
編集さん曰くコピーでも効果があるそうなので、財布に入れてみています。
知ってる人は知ってると思いますが、個人的に占星術を勉強してたりしますので、
こういうスピリチュアルな仕事に巡り会うと「キタ━(゚∀゚)━!!!!!」なります(笑)
まだ、実感できる効果は無いけど…けっこう期待してたります。。。

※肖像権、他関係者の著作権の関係で全部はお見せ出来ないので、ぜひ本誌でご覧下さい。

2013年4月20日土曜日

サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』作品紹介(5)/江戸川乱歩と横溝正史

ようやく最終回。
展示作品に付けたキャプションから、本の背表紙などに書かれている文から引用した”あらすじ”と、僕自身の感想である”作品について”も紹介しています。


『屋根裏の散歩者(探偵:明智小五郎)/江戸川乱歩』

あらすじ
下宿屋東栄館の屋根裏を歩きまわるのはだれか?それは犯罪嗜好癖をもつぶ気味に男・郷田三郎であった。かれは天井裏の小さな節穴から毒薬を落とし、下に寝ていた同宿者のひとりを殺した。自殺としてかたづけられようとしたこの事件を、郷田三郎が犯した奇妙な犯罪と見破った明敏な推理力の持ち主こそ、素人名探偵・明智小五郎であった。


作品について
江戸川乱歩とはエドガー・アラン・ポーのもじりであり、乱歩はポーを敬愛するあまり自分のペンネームにしてしまいました。犯人の心理描写から導入する作風にポーの倒叙ミステリーの影響が見られます。犯人が犯行に及ぶまでの心理を中心に、突然現れた探偵・明智小五郎との頭脳と心理合戦。結末は明智の勝ちと分かってはいても、いつの間にか犯人に愛着を持ってしまっている人間の心情の不思議さに複雑な気分です。





『犬神家の一族(探偵:金田一耕助)/横溝正史』

あらすじ
信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して永眠した。佐兵衛は生涯正室を持たず、女ばかり三人の子があったが、それぞれ生母を異にしていた。一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に協力を要請していた顧問弁護士事務所の若林がやがて何者かに殺害される。だが、これは次々と起こる連続殺人事件の発端にすぎなかった!血の系譜をめぐる悲劇、日本の推理小説史上の不朽の名作!!


作品について
推理小説で泣く、というのは始めての経験でした。この作品の舞台は、いつも薄暗く霧深い山荘で、常に憎念が渦巻いた犬神家の親族の間にあった、ラストに歪んでいても深い愛の一片が見えたとき、突然涙が溢れてきたのでした。 映画は市川崑監督によって幾度か映画化されており、このミステリアスでアブノーマルな世界に挑戦したくなる気持ちはよくわかります。イラストは犬神家の家宝「斧・琴・菊」。





『屋根裏の散歩者』は何故か男性の方から特に評価が高かったです。持ち込みで見てもらう先でも男性の担当さんからは特に評価をいただくことが多いです。
『犬神家の一族』はとにかく未読の方には読んでほしい一冊です。読めばわかる!




さて、ずいぶん間をあけての作品紹介になってしまいましたが、これで完結です。
今更ですが、改めまして展示にいらして下さった皆様、本当にありがとうございました。
ご無沙汰だった人、最近知り合った人なども足を運んで下さって、とても嬉しかったです。
またの機会に新作を見ていただければ幸いです。

2013年4月11日木曜日

サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』作品紹介(4)/ヴァン=ダインとコナン・ドイル

だいぶ間が空いちゃいましたが、個展の作品紹介、続けます。
展示作品に付けたキャプションから、本の背表紙などに書かれている文から引用した”あらすじ”と、僕自身の感想である”作品について”も紹介しています。

『グリーン家殺人事件(探偵:ファイロ・ヴァンス)/S・S・ヴァン=ダイン』

あらすじ
ニューヨークの街中で、絶えずいがみ合い反目し合っている5人の子供達が住む古邸グリーン家。ある夜、そのグリーン家で2人の娘が何者かによって銃撃される。この事件を皮切りに、一家の皆殺しを企てる姿なき殺人者が跳梁する。


作品について
この時代の推理小説の動機は大抵、財産や妬み、恨み、敵討ちがほとんどですが、この事件の犯人は決定的に心の飢えた人間として登場します。そんな欠けた心を持った犯人像には、無欠の名探偵とは違う深い魅力があります。 一方探偵のヴァンスは、財産、容姿、頭脳にまで恵まれ、恵まれすぎて堕落しかけているというダメ人間ぷりで犯人に負けていません。しかし本書一番の見所は訳者の坂下昇先生の江戸っ子なセリフ回しでした。「へえ、あっしでござんす。」





『恐怖の谷(探偵:シャーロック・ホームズ)/アーサー・コナン・ドイル』

あらすじ
シャーロック・ホームズ最後の長編は、彼の最大の敵、悪の天才モリアーティ教授との喰うか喰われるかの死闘であった。イングランドの山村に起きた殺人事件は、アメリカ開拓時代の過去にさかのぼって、悪の集団のおそるべき正体を暴露する! ドイル十八番の伝奇的要素を豊富にもりこんだ本書は、すさまじい迫力で読者をひきずりこむのだ。


作品について
ホームズ永遠のライバル、モリアーティ教授との因縁が結びつけた事件。モリアーティ自身は出てきませんが、彼の組織の影響が如何に強大で根深い影を世界に落としているか、この背景の作り込みが素晴らしいです。 二部構成で後編の恐怖の谷を、ジョンフォードの「我が谷は緑なりき」の炭坑村、フレデリック・バックの「木を植えた男」の荒んだ村をミックスしてイメージしてみました。





ヴァンスとホームズは、頭脳、容姿、肉体、そして社会的地位や経済に置いても非の打ち所の無い人間として登場します。 「グリーン家〜」のキャプションにも書きましたが、この二人、事件が無いと鬱になって寝込んでしまったり、無気力で人生に失望してしまったりするという、ちょっとおかしな人たちです。
ワトソンに至っては「痛々しくて見ていられない」というようなことまで言っています。天才故の苦悩というやつでしょうか。




次回は最終回。江戸川乱歩と横溝正史です。

2013年3月28日木曜日

『FYTTE(フィッテ)'13年5月号/㈱学研パブリッシング』

FYTTE(フィッテ)'13年5月号』にて、たまねぎ氷ダイエットの記事にカットを数点制作しました。
たまねぎ氷は最近ブームのようですね。
ダイエットだけでなく、体内バランスの調節にも良いようで、編集部の担当さんは花粉症が少し軽くなってきた、と教えてくれました。

サトウのカットはこんな感じです。
※肖像権、他関係者の著作権の関係で全部はお見せ出来ないので、本誌でご覧下さい。

2013年3月18日月曜日

サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』作品紹介(3)/ジョン・ディクスン・カーとエドガー・アラン・ポー

エラリー・クイーンに続き、ジョン・ディクスン・カーとエドガー・アラン・ポーです。
展示作品に付けたキャプションから、本の背表紙などに書かれている文から引用した”あらすじ”と、僕自身の感想である”作品について”も紹介しています。



『皇帝の嗅ぎ煙草入れ(探偵:ダーモット・キンロス)/ジョン・ディクスン・カー』

あらすじ
向かいの家を眺めたイヴは、その一室で婚約者の父ローズ卿が殺されたことに気付く。犯人の茶色の手袋。こなごなに砕けた嗅ぎ煙草入れ…。証言できない事情を抱える中、容疑者に仕立てられ窮地に立たされるイヴ。心理の盲点を衝き、物理的トリックに対して心理的トリックを対置した、“密室作家”カーの最高傑作。


作品について
意外な結末、というか、まさしく盲点。知らずのうちに犯人に、そして作者に誘導されていたことに「やられた!」と思いました。個人の好みの問題でしょうけど、ちょっとストーリーのテンポにクセがあったのですが、読後は時間と共に味わいが増していきます。この事件で最初の犯人像として登場する「ドアの隙間から電灯を消す革手袋」というのが、怪奇な印象を強く植え付けてくれます。





『モルグ街の殺人(探偵:オーギュスト・デュパン)/エドガー・アラン・ポー』

あらすじ
モルグ街のアパートで親子が惨殺されるという事件が勃発した。母親の遺体は、のどを切られ、アパートの中庭に投げ落とされ、その娘は、暖炉の煙突の中に、押し込められていた。現場で犯人の声を聞いた人々の証言にはスペイン語、イタリア語、フランス語とさまざまだった。警察が解決できないこの不可解な事件をオーギュスト・デュパンが、見事な推理で犯人を鮮やかに突き止める。


作品について
元祖・推理小説にして世界初の名探偵誕生の作品でもあります。ポー独特のセリフ回しや作風は、まどろっこしくも詩的なリズムの面白さがあります。被害者は惨たらしく死体となっているのですが、なんと犯人は…!色んな意味で衝撃です。おそらくポーは推理小説を始めようと意図したわけではなく、これの影響で推理小説が生まれたのであって、あくまでポーの文学として読むもの…と思いたい。





この両人、実はキャプションを間違えて作ってました。。。
<証拠>

ちょっと見にくいですが、カーは名前が「ディスクン」と、ポーは探偵と作家名が逆になってました。
カーについては、ずっとディスクンだと思い込んでいたのです。恥ずかし。。。
正しくは「ディクスン(Dickson)」でした。





次回はヴァン=ダインとコナン・ドイルです。

2013年3月12日火曜日

サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』作品紹介(2)/エラリー・クイーン

アガサ・クリスティに続き、エラリー・クイーンです。
展示作品に付けたキャプションから、本の背表紙などに書かれている文から引用した”あらすじ”と、僕自身の感想である”作品について”も紹介しています。

『九尾の猫(探偵:エラリー・クイーン)/エラリー・クイーン』

あらすじ
手当り次第に殺人を犯し、ニューヨーク全市を震撼させた連続絞殺魔〈猫〉の正体は? 〈猫〉が通りすぎた後に残るものはただ二つ——死体とその首に巻きついた絹紐だけだった。おそるべき連続殺人をつなぐ鎖の輪を求めて、エラリイと〈猫〉の息づまる頭脳戦が展開される!


作品について
始めて読んだエラリー・クイーンでこれをきっかけにクイーンにはまってしまいました。前作でエラリーは手痛い失敗をして、自信を失い田舎へ引き蘢ってしまいます。警視である父、リチャード・クイーンはトラウマを克服させようと捜査へひき戻らせ、息子の再起を促します。この悩めるクイーンが自分と向き合い何度も挫かれ、それでも真実へと向かっていく姿は、他の探偵には無い人間らしい不完全さの魅力が詰まっています。





『ギリシア棺の謎(探偵:エラリー・クイーン)/エラリー・クイーン』

あらすじ
盲目の老富豪ハルキスの死がすべての発端だった。葬儀は厳粛に執り行なわれ、遺体は無事、教会墓地に埋葬された。だが、その直後奇妙なことが起こった。保管済みの遺言状が見事に消失し、捜査も空しく何の手がかりも得られなかったのだ。大学を出たばかりのエラリイは棺の発掘を主張したが、そこから出たのは第二の死体だった! 緻密な推理が二転三転し、謎の犯人との息づまる頭脳戦が展開する、巨匠の最大長篇。


作品について
大学卒業後のエラリーが犯罪捜査顧問として始めて担当した事件です。“簡単な事件”と、たかをくくって事件に臨んだ若いエラリーは、その高慢な頭脳を犯人に利用されてしまいます。エラリーはこの経験で自分の未熟を悟り、屈辱と正義感に燃えて犯人へと迫っていきます。探偵としては珍しく、作品ごとに失敗や苦悩を重ねて成長していく決して有能ではないが、人間臭くて、私の一番のお気に入りの探偵でもあります。



キャプションでも書いていますが、クイーンは僕の大好きな推理作家で探偵です。
つまり作家=探偵となっているわけで、架空の探偵の事件録として本が出版された、というスタイルをとっています。
実際に書いているのはフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーのコンビです。
このクイーンはホームズやポアロのような完成された探偵と違って、挫折や失敗の多い探偵です。
人間的な葛藤の多いクイーンはとても親近感があり、作品のプロットもとても手が込んでいます。
『九尾の猫』は今回の展示で一番よく出来た作品になった、と自賛しています。



次回はジョン・ディクスン・カーとエドガー・アラン・ポーです。

2013年3月7日木曜日

サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』作品紹介(1)/アガサ・クリスティ

もう3月になっちゃいましたが、今更と言わずおさらいですよ。
個展で展示した作品、まずはアガサ・クリスティです。
”あらすじ”は本の背表紙などに書かれている文から引用、”作品について”は僕自身の感想を展示作品のキャプションに付けました。

『鏡は横にひび割れて(探偵:ミス・ジェーン・マープル)/アガサ・クリスティ』

あらすじ
穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。まもなくアメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきた。彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。


作品について
時代の変化を受け入れ、足の不調を理由に家に籠っていたマープルが、事件に関わっていくことで徐々に元気になっていくところがとても可愛いらしいです。 個人的に、仕事は雑でおしゃべりなお手伝いのチェリー・ベーカーがお気に入りです。クリスティ作品には、若くて愛らしい感じの溌剌とした女性がよく出てきますが、殺人事件という状況でもこういう人物のおかげでコミカルに見せるのも彼女の作品の魅力の一つだと思います。





『そして誰もいなくなった(探偵:????)/アガサ・クリスティ』

あらすじ
互いに見知らぬ、さまざまの職業、年齢、経歴の十人の男女が、「U・N・オーエン」と名乗る謎の男からインディアン島への招待状を受けとった。一行は豪奢な大邸宅へと着いたが、肝心の招待主は姿を見せず、その代わりに見事な食卓が待っていた。不審に思いながらも十人が食卓に着いたとき、どこからともなく古い童謡が響いてきた。続いて十人の客たちの過去の犯罪を一人ずつ告発していく不気味な声が…!


作品について
女王クリスティの最高作と言われるだけあってとても面白かったです。探偵役が存在せず、一人一人の心理描写にスポットが当てられ、死者が出るたびに互いを疑い、醜く脆い心を剥き出しにしていきます。 イラストは、マザーグースの童謡「10人のインディアンの子供」になぞらえて、殺人が行われるたびに一つずつ消えていく、10体のインディアンの子供の人形です。




これらの作品は映画や舞台にもなっているクリスティ自身も気に入っているという名作です。
『鏡は横にひび割れて』は映画版は『クリスタル殺人事件』というタイトルに改題され、詳細も若干変わっています。
実はもう一点、ポアロものも考えていたんですが、今ひとつうまくまとまらなかったのと
クリスティ作品が偏り過ぎると思い、結局やめてしまいました。
DMには登場してたのに。。。



次回はエラリー・クイーンです。